日吉町郷土資料館 井上辰夫展 キャンバスに描いた 日吉町天若・中区の風景

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 15日から、日吉町郷土資料館で、井上辰夫展が行われています。

 故・井上辰夫氏は日吉ダム建設に伴って消えゆく集落の風景を描いた、福島県出身の画家です。

 日吉町天若と中区がダム建設によって水没することを知った昭和60年から3年間、夏の暑い日も、冬の寒い日も地域に通い続け、四季の移ろいやそこに暮らす人々の営みを描き続けました。

 旧天若保育所やかやぶき民家などの情景がおさめられ、色鮮やか油絵の温もりのなかに、どこかせつなさを感じる作品の数々です。

 また、井上さんの好きだった兎や花などをモチーフにした作品も並び、なかには陸上選手だった自分自身をうさぎに重ねた作品もあります。

 「井上 辰夫展 キャンバスに描いた あの日の風景」は9月10日まで開かれています。

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