原発30キロ圏を考える勉強会 子どもの命を守る対策を

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 美山町は、福井県の原子力発電所から30キロ圏内に位置しています。5月29日、旧知井小学校を会場に、福島第一原子力発電所の事故について知る勉強会が開かれ、地域住民らおよそ20人が参加しました。

 美山町の子育て世代の母親たちが中心となり企画し、福島県浪江町で被災した菅野みずえさんを招いて話を聞きました。菅野さんは、「ここ美山町は、全町避難で二度とふるさとに戻れなくなった私たちと同じ環境。原発に賛成か反対かという問題ではなく、被災時に子どもたちの命を守る対策、安定ヨウ素剤の配布などについても具体的に考えて欲しい」と話しました。

 参加者は、想像を超える被ばく体験に真剣に耳を傾けました。メンバーらは今後ドキュメンタリー映画の上映会などの企画や様々な勉強会を開く予定です。

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